富士スピードウェイを舞台にスーパーGTドライバーを起用したテストを実施。 繰り返し行われたテストにより、
基本仕様とセッティングを決定。サーキットでLAPタイムを向上させるべく、スプリングレートは前後バランスを
考慮しながら高められた。減衰特性は重い車重を考慮し、低速域からしっかりと減衰作動させ、高荷重を受け止める。
高速域では減衰を抑える特性とし、トラクションを最大限に発揮する仕様とされた。

サーキット走行と並行し、市街地、ワインディング、高速道路でのテストも行われた。
基本仕様をサーキットにて仕上げたにも関わらず、低速域からしっかりと立ち上がる減衰特性により、
一般道での走行でも車体の微震動をいなし、しなやかな乗り心地に。また、減衰を高めて望むワインディングでも、
微低速から大きな入力に至るまで、一貫してフラットな乗り心地とリニアな車両姿勢制御を両立した。