ケースを含めた全部品を専用設計とし各部の寸法を最適化。これにより,
ディスクおよびプレートを薄くすることなく枚数を増やすことができ
（純正：6枚,HKS：8枚）,伝達容量の向上と熱によるディスクの
変形防止を実現します。また,ピストンの大径化により油圧系統を
改造することなく,純正比110%の高い圧着力も得られます。

ケース内に内蔵されるオイルシール構造を変更し,耐圧強度
純正比170%の専用シールを採用。

スラストニードルベアリングに変えてボールベアリングを採用する
ことでチューンドエンジンの高回転化に対応。（許容回転数：8500rpm）

これら全ての合わせ技により,純正比175%の伝達トルク容量と
300%の強度を実現しました（当社計算値）。

出荷時にクラッチパックとして組み立て調整済みのボルトオン商品です。

クラッチディスクの素材にこだわり,高過ぎない適度なμ特性と
することで,1000PS以上に対応しつつスムーズな車庫入れも
実現した究極のクラッチパックです。

レイアウト構造の見直し

各プレートを含めたレイアウト・寸法の最適化。これによりギア歯幅
を大幅に拡大することができ,単なるギア強度アップ商品とは次元
の異なる圧倒的強度を実現しました。

純正アルミ製プレートでは,高出力の際に歪みが発生し,ギア同士の
クリアランス変化による歯車破損につながりますが,HKSでは
アルミから高強度スチールへ材質を変更し,純正比3倍の剛性を
持たせることで防止します。

サンドイッチプレートでセンターを固めたのに合わせ,フロントカバー
も専用スチール製としました。これらにより,ベアリングの支持剛性
を高め,歯車の性能を100%引き出します。